逆転裁判4感想

 核心部分のネタバレを含んでおりますので気をつけてください。


第1話 逆転の切札
 つかみはオッケー、な第1話。いやー燃えました。この際はっきり言いますが、師匠の立ち位置にナルホド君が立った瞬間が私の中での逆裁4のクライマックスでした(何)
 しかしまぁ、ハッタリとイキオイですべてを切り抜けてきたと思われていたナルホド君の口から「一本道のロジック」だのという言葉が聞けるとは思いませんでした。あと、みぬきの苗字が「成歩堂」だと判明した瞬間考えたのは「マヨイちゃんに何かがあって、それではみちゃんをひきとって偽名で生活させてるのかな」だったり。結局はそこまで前シリーズの関係者を引き摺ってはいなかったワケではありますが……。


第2話 逆転連鎖の街角
 味噌ラーメン! トノサマン! 脚立! おなじみのキーワードにわくわくしながらプレイしました。
 カガク捜査も出現し、多少(?)の強引かつ説明不足かつアリエナイ状況も「逆転裁判だからね」とあまり気にしないようにしてました(何) ただ、あの屋台に関しては、あの場所から撃てば穴とか痕跡が残るだろ、とか、むしろ正面から撃てば血痕とか(以下略)
 最後に。この話で「天才の死」とか言われて「……またミッちゃんか」と思った人は多いはず、多分。


第3話 逆転のセレナード
 白状します。音感が不自由な私、「音がずれてる」だの「演奏方法が違う」だの言われても「わかんないようわぁぁぁぁぁん!!」状態で、何度も何度も何度もおそらく製作者の努力の結晶であるコンサートムービーを見つつ「どうせなら誰かに歌わせてボーカル付きにしておけよ! ならもう少し判りやすいのに!!」とか思ってました、すみません。
 それはさておき。
 密輸したけど助かるために云々の件についてですが、外国で裁かれても本国帰ったら駄目じゃないのかな、っていうか条約に基づいた犯罪者引渡とか求められたら逃げ場ないよね、と、今でも思っているのですが……説明がわからないよママン(何) それと、あの位置に居たら被害者には判らないですよね、目撃者が居たことは。……解釈が間違っているんでしょうか、うぅん。


第4話 逆転を継ぐ者
 最終話。なんだかんだとつっこみつつも楽しくプレイしてきて、いきなり「裁判員制度」だの言われ*1、「コレが丸山センセが担当弁護士とやらになった理由か……」と思いつつ「でもこの制度、逆裁のシステムとは相容れないような」と不安を抱きつつプレイ。
 うん、その、悪くはないんですがね、「大逆転の醍醐味」とやらは、コレでは味わえませんよ、ね……。
 新しい試みは評価しますし、ゲームとしては面白いんですが、でも逆転裁判ってやっぱり法廷シーンでの大逆転が一番のウリなワケで、新主人公の素性とか真犯人の犯行方法とかを探偵パート(厳密にはちょっと違いますが)で気付かせてどうするよ、とは思いました、正直。
 他にも、七年前法廷での拷問に近い証拠品提示とか、サイコロック再びとか、賛否両論あるとは思いますけれど、私は面白いと思いました、が。その所為で新主人公の印象の薄いことといったら_| ̄|○ 熱血漢とかいう設定はどこへ消え去ってしまったんでしょうか……。
 それよりなにより、今回最大の矛盾であるみぬき実父の行動にはツッコミ入れられないんでしょうか。あれだけはどうやっても脳内補正出来ないんですがorz


 と、色々言いたい事はありますが、全体的には面白かったです。続編も出れば買ってプレイします! と言ってしまう位には。
 ただ、最後に一つ。
 続編でもまた限定版を出すのなら受注販売とかにしてくださいねカプコンさん。もう争奪戦には疲れました(涙)


 ……以上です。

*1:その時点では説明書を開いてもいませんでした。法務省のホームページアドレス付で解説されてた事にはクリア後に気付きました(爆)