丕緒の鳥 十二国記

 先日よりわけのわからないつぶやきを発しておりましたが、無事新作を入手し、読了いたしました。これでやっと堂々とタイトルつけて記事書いても良いと思えます。


 読み終えて思うことは。今回の作品は本文中の言葉を借りるなら「雪のようなしんしんとした」話で。陶鵲の飛ぶ様、割れる風景、その時の音色まで目に浮かび、耳に聞こえてくるような。
 そうして最後の対面のシーンでは自然に泣けてしまって、本当に読み終えた今はただただお礼を言いたいと思いました。……あぁ。なんて言ったら良いのか上手い言葉が見つからないのですが、買って損はない、と、だけは。そういった言葉さえ違うような気もしますけれど。


 さて、現在。本棚ひっくり返してシリーズ全部読み返したい衝動に襲われておりますが、時間がないので。この作品をもう一度しっかり味わうことに集中したいと思います。
 ついでに。許されるなら、是非新刊を、と希望をしたためておきます。何年でもお待ちしていますので!